職人道具



今回は少し番外編。修理や製作の際に使用する道具についてです。



左はスタンダードな魂柱立て、一石三鳥で魂柱を刺す、引っ張る、叩くが一つでできます。
右は僕の親方系列の職人は使っているであろうツール。左は引っ張る、真ん中が魂柱を刺し引っ張る、右が叩く。この3種類を使っています。バイオリンからチェロまで使えて右側の魂柱叩きは駒の調整にも使います。
左の魂柱立ては専門学生時代に使って以来使っていません(僕には真ん中部分が分厚くF字孔を傷つけてしまうので使い辛いと感じます。)







色んな事(接着のヘラや、ネックを外す時に叩きヘラとして使ったり、上ナットを外したり多種多様)に使うヘラの柄がボロボロになったので新たにヘラを作ろうと思います。 以前から使っていたヘラの金属部分はステンレスですが、新たに作るのはダメになったクラフトソーの刃で作ります。大体の大きさにカットして形を整え柄を着けて完成です。以前より刃の強度が増し、しなやかさも出ました。薄いのに強く良い感じです^ ^



弦楽器製作や修理に欠かせないツールの一つ、テーパーリーマー。



左から分数用、バイオリン、ビオラ用、チェロ用、バス用になっています。使う場所は糸巻きの穴や、エンドピンの穴あけに使用します。
その名の通りテーパーになっていて、そのテーパーの比率は何種類もあります。テーパー部分は刃になって居るのでバス用なんかはちょっとした凶器ですね。