【修理について】現在、店舗または当オンラインショップでお買い上げいただいた楽器・弓に限りお受けしております。




一般的に修理という作業は、メンテナンス・修理・復元の3つに分けています。
楽器の本体に関わる作業は修理と復元に該当しており、その他消耗品・アクセサリーなどは大半メンテナンスに該当されます。
修理作業は楽器の開き若しくは継ぎネックような外見的な楽器の破損、ニスなどの復元があります。
駒、魂柱を新しい物に交換あるいは調整などの作業はメンテナンスに該当します。


弦楽器のメンテナンスの基本は、楽器の変化を最小限に抑えるように一定の環境(湿度と温度)を守ることです。
自分の楽器の状態をよく覚えていて楽器の変化に適切に対処することが出来ると、楽器をいつでも奏でやすい状態に保つことが出来ます。
このような弦楽器の管理は専門知識がないとしても、基本的な楽器の構造や役割などを理解していれば誰でも行うことができます。


夏季は、高い温度と湿度から楽器を保護しなければなりません。
除湿器、除湿剤をなどを使って楽器を置いてある場所の湿度が60%を超える事の無いよう念頭に置き、人間が過ごすのに快適な温度で保管すればよいのです。
一般的に夏季には冬季に比べて低い駒と長い魂柱が適しています。

冬季は、乾燥による割れなどから守るために保湿器ダンピットなどを使って、夏と同じく人とが暮らすのに快適な湿度を保ちます。
夏とは逆に高い駒と短い魂柱を必要とする場合があり、いくつかの魂柱と駒を所持している演奏家もいます。


楽器を常に一定の良い状態に保つには、日頃からご自身での適切な管理が重要となります。
また、定期的に専門家に点検を依頼することをお勧めいたします。