Antonio Carlo Monzino

No. #23175
Instrument:Violin
Length:352mm
Location:Milano,  Italy
Anno:1929
Price:On Request

Note:
Antonio Carlo Monzino (1909-2004)
ミラノのメーカーであるモンジーノは、アントニオ・モンジーノ1世が18世紀後半に楽器と弦を製造販売する店を開いたことからその歴史が始まります。20世紀初頭には、アントニアッツィ兄弟やガリンベルティなど近代ミラノ派を代表する優れた製作家たちを次々と採用し、楽器商としてミラノで確固たる地位を築き上げました。

この1929年製のバイオリンは、5代目 アントニオ・カルロ・モンジーノの作品。彼はミルクールとマルクノイキルヒェンの両地で楽器製作を学んだとされます。また、その当時モンジーノ社にはルイジ・ガリンベルティとピエロ・パラヴィチーニが在籍しており、これらの熟練メーカーからも指導を受けていたことは想像に難くありません。彼が楽器製作をしていたのはわずかな期間であったため、その数も少なくたいへん希少なバイオリンです。